障害を持って生まれて

私は昭和４６年８月６日に生まれました。
体重は４１００㌔グラムでした。
生まれても泣かずに熱が４０℃もありました。
すぐに第一日赤に行きました。検査をしたら、小児麻痺と
言われました。母は泣きました。しかし母は私を頑張って
育ててくれました。
毎日訓練に通ってもよくならず、言葉も話せない日々が続き
ました。母は悩みました。なんでこの子は歩けるようにならない
の?そして私は三歳になりました。訓練に通っていた所で他のお母
さんが「茂司君を白梅町にある聖ヨゼフ聖施園に連れて行ったら
良い」と教えてくださり、母は私を連れて行きました。
ここの機能訓練は、ボイタ法と言う訓練で体を押さえつける
ので私は大泣きでした。母も辛かったと思います。訓練のせいか４歳
になってやっとすわれるようになりました。母も喜んでいました。
5歳になると四つんばいも出来て家の中をハイハイで動き回って
いました。
６才になった時に家の前のお菓子屋さんでいつも母は私にお菓子を
買って食べさせくれました。そして呉竹養護学校に入学して、漢字も数字も
どんどん覚えてきました。高等部を卒業しました。そして枚方にある
更生施設に入所しました。ここには５年間お世話になりましたが１０日
間いて４日間は家に帰るという繰り返しでした。訓練も毎日
しました。入って一年になったら少し椅子を持って歩けるように
なりました。やっと歩けると思った時に歩く訓練中にこけてあごを
切りました。訓練の先生に歩く訓練をやめますと言われました。
悔しかった。情けなかった。せっかく歩けると思ったのにそんなに甘く
ありませんでした。この時に考えました。「歩けなくても車椅子に
乗ってても楽しいことがいっぱいあるよ」と自分に言いきかせました。
２３歳の時に施設を退所しました。伏見デイサービスに通所しました。
月に二回土曜日に伏見作業所にも入所し初めの頃は頑張って通って
いました２年目になってさぼるのがくせになってしまいました。
作業所に行く日になるともう今日は休もうと思ったりして休みが
続きました。去年にピースフルリンクに入りました。新しい出会いが出来てこれからも
頑張って行こうと思います。